備前焼ユニット 伽羅(から)
備前焼ユニット 伽羅(から)は、現在の暮らしを彩る作品づくりを志す有志が立ち上げたユニットです。
赤井 夕希子 YUKI-WORKS
山形 忠正 創作工房クリエコ
800有余年、無釉焼き締め陶の姿を変えず、炎を絶やすことなく続いてきた備前焼
先人からの教え それはらしさを生かしながら挑戦し続ける姿
これからも、らしさが伝わる作品を届けたい
この想いを大切にするつくり手でありたい
What is 備前焼?
日本伝統工芸品である備前焼は、12世紀末(平安時代終わり頃)に始まった800数十年以上の歴史があるやきもの。
日本六古窯のひとつに選ばれています。
備前焼の特徴は「焼き締め陶(せっ器)」であること。
基本的に釉薬を持ちいらず、土を薪や炎でダイレクトに焼き上げます。野焼きのような開放的な焼成方法ではなく、窯を使うことより、高温で焼成することができます。
備前焼のルーツとなった須恵器は5世紀に朝鮮半島から高温で焼くための窯や蹴ろくろなどの技術と共に導入されました。須恵器は灰色や白色の陶器で、
初期の備前焼も須恵器の影響を色濃く残した焼き色を持っていましたが、次第に独自の焼き方や成形技法をはじめたため独特の赤褐色を持つようになりました。
陶器表面の色は全て土、薪、米藁などすべて自然素材のそのものからされる現象。
そのため、備前焼は「自然が生み出す美」と言われています。
備前焼の赤褐色、グレー、オレンジなど土に現れた色を日本人は「景色」と呼び楽しみます。
伽羅(から)は、使い手の視点、日々の生活の中で生まれた発想を柔軟に取り入れたモノづくりを目指し、個々の強みを活かしながらも、協力し作品制作を行います。
工業製品ではないハンドメイドの良さを感じていただけます。